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投げ銭考

「投げ銭ライブ」ってある。
お客さんが払う金額を決めるライブだけど、僕は投げ銭ライブ行ったこともやったこともないから実情がわかっていない。
困ったときのWIKIPEDIAなのだが、「投げ銭」の項目なし。
もちろんライブの内容にもよるんだけど、実際どんな感じなんだろうか。
やっぱゼロ円の人もいれば、10万円入れる資産家のおじいさんとかもいるんだろうか。
お金の換わりに、ゲーセンのコインとか、和同開珎(わどうかいちん)とか、マグネタイトとか入れたりするんだろうか。
もらうときは、そりゃ多かったら嬉しいと思うんだけど、やっぱり払うときは悩んだりするだろう。
ちょっと気になってきた。
というのも昨夜行ったラーメン屋が「投げ銭トッピング」システムを採用していたから。
店の隅に、メンマと卵が山積みになっていて、「20円以上で、お好きな金額を払ってください」と書いてある。
トッピングを自分でよそって、金額を缶に入れるシステムだ。
これに大変に悩んだ。
人生ではじめて対峙する投げ銭のある空間。
まず僕の所感としては卵が入れたい。
しかし財布を見たら小銭が70円しか入っていない。
10円玉2枚と、50円玉一枚だ。
順当にいけば20円で卵を1つもらえば済むわけだが、どうも最低金額を払うというのが気がひける。
無駄なプライドだろうか、気の小ささだろうか。
だけども逆に50円で卵を1つもらうのも、これはちょっと何か納得いかない。
20円の2倍以上の金額を、消極的な理由で入れるのはちょっとセレブすぎるのではないか、と思えてきた。
両替すりゃ良いじゃん、と思ったあなたは心の機微がわかっていない。
投げ銭のために50円を両替するのも、どうなんだ。
だってものすごい10円が惜しい人、みたいじゃないか。
いや、ここではそうした現実的な話じゃなくて、観念的な話をしているんだ。
自分の心との対峙なんだよ。
現実的には50円払って死ぬわけではないけども、そこはそういう話じゃないってことだ。
両替は、どの角度から見てもNGな選択肢だ。自分に負けてる。
そこでラーメンが出てくるまで非常に考えて、なんとか「卵1つとメンマ少量に50円」という結論を出した。
自分内での内訳はこうだ。
卵の自分内評価額は35円である。
今、自分の卵食べたさ、最低金額20円から試算するに35円は良い着地点ではないか。
そして50円にするための差額、少量のメンマが15円だ。
単体での最低金額を下回っているわけだが、個人的にそれほど食べたいわけではないが、あったらあったで嬉しくないわけではない、というメンマの微妙な立ち位置、そしておそらくかなり控えめと思われる量から考えて15円は決して間違った選択ではないはずだ。
これで50円玉一枚で鮮やかにフィニッシュ。
大満足でラーメンを食した。
別に美味しくなかった。

そんなに美味しくないラーメンを食べながら冷静になってみると、「考えすぎた」と思った。
財布に残った20円は、帰り道の神社の賽銭箱に入れた。
投げ銭とは、なかなか悩ましいものらしい。


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