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アメリカンピッカーズ讃歌

最近、依頼がいくつかあって曲書き期間でデモ何曲か作る。
曲作りは頭使わないけど、アレンジとかデモ作りは意外と頭脳労働なとこもある(すごい適当な発言)。
そういう合間に重い映画とかを見る気にはならないので、できる限りバカ感あるものとか、何も起きないような映像を見たくなる。
そんなときに最高なのが『アメリカンピッカーズ』という番組で、これにいまものすごくハマっている

マイクとフランクっていう、冴えないおじさん2人の旅を追うリアリティーショー番組(って言うんですね)なんだけど、この2人が「ピッカーズ」、骨董品の売買で生計を立ててる「お宝探し隊」。
アメリカの片田舎にある倉庫とか納屋とかに眠るガラクタの山から「お宝」を見つけ出して買い取るアメリカ版『出張お宝鑑定団』みたいな番組。

ようするにマイクが石坂浩二、フランクが今田浩二なんだけど、
ただ日本のお宝鑑定団と違うのは、アメリカンは規模がバカでかいということ。
とにかく広いんや、アメリカ。
まして田舎には土地が有り余っていて、ガラクタ置き場の倉庫とかも体育館みたいな尋常じゃない広さ。
そこに突っ込まれた物量はとんでもない(映像見ないとイメージしづらいと思いますが、ほぼゴミ処理場のあの光景。)
そんな倉庫が敷地内に何件もあったりするから、見ていて底抜け感MAX。

さらに違うのは、ガラクタ度ケタちがい。
「アメリカ人ってなに考えてんだ!?」ってくらい乱雑に野ざらし雨ざらしであらゆるガラクタが置いてあって、コレクションとはとても呼べない。
これ、出てくるヤツのほとんどみんながそうなのがスゴイ。
キレイにガラスケースに並べてる人なんてほとんどいない。
「爺さんの代から面白い物を集めてはここに投げ込んでるんだ」とか「ゴミ捨て場で拾ってきたぜ」とか、とにかくワイルドで、ていうかほとんどゴミ。
しかし、そんなどこからどう見てもゴミみたいな物の中に、どこからどう見てもゴミなのに意外と価値があるお宝が混じってたりするから面白い。
サビだらけの車のパーツとか、触るのも嫌!ってくらい汚い看板とかも「汚れ具合が良い味出してるネ!」とか言って買い取るマイクは男前だし、しかもちゃんとアメリカでは価値があるらしいのがすごい。
アメリカって国のアンティーク観は本当に日本とぜんぜん違ってわけわからんけど、考えようによってはこれこそアンティークかもしれない。

出てくる「お宝」は、日本には絶対に無いものばかり。
アメリカっていう国はそもそも歴史が短いから、アンティークといっても100年ほど前の物が大半だ。
日本で言う「レトロ」とか「ヴィンテージ」に近い。
「ヨーロッパでは350年前のものもそれほど古くないけど、アメリカではものすごく古い」というようなことをマイクが言ってた(うろ覚え)。
値段にすると数千円から数万円、よほどの物でないかぎりせいぜい20万円くらいが上限のなんとも身近な世界。
昔の自転車や車のパーツ、おもちゃ、その他日用雑貨、家具、そしてアメリカ人っていうのはどういうわけかとにかくガソリンスタンドが大大大好きらしく、ガソリンスタンド関係のオイル缶とか看板がよく出てくる。
「子供の頃はガソリンスタンドを経営するのが夢だった」という良い顔したヒゲのじいさんが頻出するから、どうやらアメリカのキッズには憧れの職業だったらしい。
そんな日本人的には相当どうでも良いなぁ、という物に夢中な姿を見てるのが楽しいのだ。
そしてどれも、デザインが最高にレトロでカラフルでカワイイ。
逆に小難しいかんじの、アカデミックで高価な物がほとんど出てこない(そういうのは番組の最後に鑑定士が店に来て鑑定して値段がわかる。たまに超高値がつく)。
あくまでガラクタの中から身近なお宝を見つけ出して買い取るのが楽しい。

この番組のキモは値段交渉で、その場で熾烈な値段交渉、なんと現金即払いだ。
しかも買い取った物が実際にいくらで売れるかまでその場でアナウンスされ、ピッカーズが差し引きいくら儲かったのかまで見ている側にわかるようになってる。
このへんのエンタメっぷり、さすがアメリカ。
最初の一品を高めに買って流れを作ったり、まとめ買いで一気に買い取ったり、買い取り部分にもドラマがあって、うまくいかない値段交渉はハラハラするぶん、交渉成立の時の握手(毎回やる)は、なぜかものすごい達成感とさわやかさ。
マイクたちが儲かると、見てる側もなんとなーく得した気分になるというオマケ付き。
なんだかカネカネドルドルしてる嫌な番組に思えそうだけど、それがそんなところはまったくないのは、マイクとフランクの人柄によるところが大きいな。
このマイクたちは男気もあって、相手が安すぎる値段を提示してくると、「それでは安すぎるので倍出します」とか、決して相手に損はさせないフェアなヤツら。
そんなとこを見てるとかっこよくて、この生き方にあこがれてしまう。
対するコレクター陣も、一癖も二癖もあるやつばかり。
俺もあんな面倒くさいジジイになりたい。

たまにイベント回みたいのがあって、店番のダニエルっていう若い女性も出てきて大もうけしたり、大損こいたり、店を改築したり、外国に行ったりとか、そういうスペシャルな回もある。
でも基本的にはガラクタ漁り&値段交渉。旅旅旅。
いま、最高のストレス解消番組だ。
この番組はスカパーとかケーブルテレビのヒストリーチャンネルで見れるけど、あまり知られてないのか日本版DVDが発売されてないから見逃すともう見れない悲しい状況。
せめてDVDが見れるくらいには浸透してほしいので、これからも布教活動をしていこうと固く誓った。

この番組ハマってから、ますます「それ買ってどうするんだろう」という物を買うのに躊躇がなくなった。
そんなもので部屋があふれ出そうでも、気になったんだから仕方ない。好きならなおさら。
これとか。


(三つ目どころか五つ目になるスグレモノ)

いつかピッカーズが家に来て、買い取ってくれるかも。
簡単には売らないけど
その頃には、面倒くさいじじいだから。


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