考えるヒト

最近、ガラにもない本を読んでる。
すごく読みたいと思った本なんだけど、これがめちゃくちゃ難解で僕の頭では1ミリも理解できず、その頭を悩ませている。
(ジル・ドゥルーズっていうパリの哲学家の『アンチ・オイディプス資本主義と分裂病』という本。)
なのでその入門書を読んでみたのだが、なんとそれすら難解でよくわからない。
これぞチンプンカンプンだ。
入門書なのに!破門ですか?
入門書の入門書というのはないのか
横山光輝が描いてる入門マンガはないのか。
でも、とにかくこんなに物を考えてる人がいたんだな、と思うだけでなんか勇気がわいてくるね。
いやいや、なんとか読破したいので、本に線を引いたり書き込んだりして頑張っている。

きっと考えることや、想像することを、あきらめない人は苦々しくても美しいんだろう。
この国が想像したり考えることを拒否する方向へ方向へと転がっていくなら、なおさら想像力の行き先が知りたい。
それは決して現実と切り離されたものじゃないだろうと思うよ(まず僕自身が証明しなければ)。
眉間にしわを寄せて、なお美しい人よ。
そういう人に対する激励の音楽もあるだろう。

いろいろな方法で楽しもう、この時代。



目指せコブクロ

寝る前に、オワリカラの最近のスタジオデモを聴きながらこれを書いている。
生まれつつある曲たちからは、何かしらの大きい可能性を感じてる。
真正面から戦っている曲だから、愛すべき自信作になるだろう。
みんなの前で早く演奏できるように、毎日考えて、練習するよ。
年末のワンマンでは、披露したい。

昨日は藤沢でレコーディング。
ソロの音源を作るべく、作業を進めてきた。
ほとんど家、あるいは安いスタジオで録音してるのだけど、ちゃんとしたレコーディングスタジオでやりたいことがあったのでエンジニア原田さんと2人で録音した。
とても気に入ってる。
藤沢はなんだか、空気が東京とぜんぜん違った。
歩いてる高校生もなんか派手だった。
あそこに生まれていたら、ちょっと違う人だったかもしれない。

さて突然ですが、夏の終わりだから一句読みます。

「ゆりかごを とばせけとばせ 夏グッバイ」


それでは、おはぎちゃんが録ってくれたオトダマの写真でお別れです。
























おめでたい


清水音泉野原さんのナイスアシスト。


テレビジョン


テントから地の果てまで人があふれだしていた。嬉しかった。ありがとう




売り出し中の二人組フォークデュオのアー写(偶然)


投げ銭考

「投げ銭ライブ」ってある。
お客さんが払う金額を決めるライブだけど、僕は投げ銭ライブ行ったこともやったこともないから実情がわかっていない。
困ったときのWIKIPEDIAなのだが、「投げ銭」の項目なし。
もちろんライブの内容にもよるんだけど、実際どんな感じなんだろうか。
やっぱゼロ円の人もいれば、10万円入れる資産家のおじいさんとかもいるんだろうか。
お金の換わりに、ゲーセンのコインとか、和同開珎(わどうかいちん)とか、マグネタイトとか入れたりするんだろうか。
もらうときは、そりゃ多かったら嬉しいと思うんだけど、やっぱり払うときは悩んだりするだろう。
ちょっと気になってきた。
というのも昨夜行ったラーメン屋が「投げ銭トッピング」システムを採用していたから。
店の隅に、メンマと卵が山積みになっていて、「20円以上で、お好きな金額を払ってください」と書いてある。
トッピングを自分でよそって、金額を缶に入れるシステムだ。
これに大変に悩んだ。
人生ではじめて対峙する投げ銭のある空間。
まず僕の所感としては卵が入れたい。
しかし財布を見たら小銭が70円しか入っていない。
10円玉2枚と、50円玉一枚だ。
順当にいけば20円で卵を1つもらえば済むわけだが、どうも最低金額を払うというのが気がひける。
無駄なプライドだろうか、気の小ささだろうか。
だけども逆に50円で卵を1つもらうのも、これはちょっと何か納得いかない。
20円の2倍以上の金額を、消極的な理由で入れるのはちょっとセレブすぎるのではないか、と思えてきた。
両替すりゃ良いじゃん、と思ったあなたは心の機微がわかっていない。
投げ銭のために50円を両替するのも、どうなんだ。
だってものすごい10円が惜しい人、みたいじゃないか。
いや、ここではそうした現実的な話じゃなくて、観念的な話をしているんだ。
自分の心との対峙なんだよ。
現実的には50円払って死ぬわけではないけども、そこはそういう話じゃないってことだ。
両替は、どの角度から見てもNGな選択肢だ。自分に負けてる。
そこでラーメンが出てくるまで非常に考えて、なんとか「卵1つとメンマ少量に50円」という結論を出した。
自分内での内訳はこうだ。
卵の自分内評価額は35円である。
今、自分の卵食べたさ、最低金額20円から試算するに35円は良い着地点ではないか。
そして50円にするための差額、少量のメンマが15円だ。
単体での最低金額を下回っているわけだが、個人的にそれほど食べたいわけではないが、あったらあったで嬉しくないわけではない、というメンマの微妙な立ち位置、そしておそらくかなり控えめと思われる量から考えて15円は決して間違った選択ではないはずだ。
これで50円玉一枚で鮮やかにフィニッシュ。
大満足でラーメンを食した。
別に美味しくなかった。

そんなに美味しくないラーメンを食べながら冷静になってみると、「考えすぎた」と思った。
財布に残った20円は、帰り道の神社の賽銭箱に入れた。
投げ銭とは、なかなか悩ましいものらしい。


Q&Aツアー



渋谷VISION、ツアーファイナルワンマンの一幕。
良い写真で気にいっている。
なんというか、向かい合ってる感じがする。

Q&Aツアーが終わった。
ファイナル渋谷ワンマン、セミファイナル京都ワンマンツーデイズ、本当にありがとう。
4ヶ月。長かったけども、とにかくすごいツアーだった。
アルバムに込めたイメージを、ツアーという場で現実にできたと思う。
まっすぐ直視できることがある、すごく幸福なツアー。
出会えたすべての人たちに感謝してる。

そして昨日は、OTODAMAに出演。
これもまた、すごかった。
僕たちもすごかったけど、客席の熱気もすごかった。
すごかった、すごかったって、バカみたいだけど。
バーベキュー食べて、キンブラ見て(本当にすごかったよ、あんなの見たこと無いレベルだった。しかも暴力的じゃなくてピースフル。)、花火見て夏の終わりを分相応にもしっかり打った。
その頃、クリトリックリスはテントの上から飛び降りて登場し、足を骨折していたのだった。

オワリカラはライブと曲つくりの日々に突入している。
9月10月もライブはやります。
秋にはワンマンのDVDが出来る。
最高の夜だったから、すごく良い映像になると思う。
今、関係している誰もが全力で、良いDVDになるように努力している。
そしてリリースツアー、東名阪ワンマンだ。
僕は来週、海に近いスタジオでちょっと秘密のレコーディングもしたりする。
アイデアはすごく渦巻いているんだ。

この4ヶ月のように「Q&A」と「夜戦ちゃん」という言葉を大きく掲げることはないのか、と思うといささか寂しくも感じるけど、仮にすべてを壊して更地になっても、僕は行く。
とりあえず、さらばQ&Aの世界、夜空の夜戦ちゃん。



THANK YOU!!!
次の世界へ共に行こう







calendar
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2012 >>
count
ブログパーツUL5
twitter
selected entries
categories
archives
recent trackback
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM